人間の病院でも広く利用されるレントゲンですが、検査をすることでどのようなことが分かるのでしょうか?また、撮影することでワンちゃん・ネコちゃんの身体に影響はないのでしょうか?ここでは、レントゲンの基本と検査で分かること、おおよその費用についてご紹介いたします。信頼のおける外科や日曜日に診療の受けられる動物病院をお探しの方は、ぜひ参考になさってください。
目次
レントゲンは珍しいものではなく、多くの方が経験している検査の1つです。とはいえ、実はレントゲン検査とはどういうものか、検査では何が分かるのかご存じないという方も多いのではないでしょうか?ここではレントゲン検査の基礎知識についてご紹介いたします。
内科・外科問わず、レントゲン検査は広く普及しています。動物病院も例外ではなく、ワンちゃん・ネコちゃんの健康状態をチェックする手段としてよく利用されます。
レントゲン検査とはX線検査ともよばれ、X線を患部に照射し各臓器や組織のX線量の差を可視化することで、身体の内部を画像化するものです。
患部の全体像が把握しやすいため、最初に行う画像診断検査として多くの病院で行われています。これまではレントゲンフィルムに映し出しましたが、近年では、デジタル画像をモニターで確認するものが主流になっています。デジタル画像のメリットは、白黒のコントラストが調整でき、気になる箇所を拡大することができることです。
レントゲン検査の画像は白黒で表示されます。X線が通りにくい個所は白く、逆に通りやすいと黒く映ります。骨は白く、X線が通りやすい肺は黒く、その他の臓器は灰色に見えるのが一般的で、レントゲンを受けることで臓器の位置や形、大きさなどが一目で確認することができます。
レントゲン検査は、主に胸、腹、頭、脊椎、手足、体表などあらゆるところに活用可能です。そのため、内科や外科、整形外科など、様々な診療科の初期検査で利用されますが、呼吸の異常や尿の異常、外傷がないのに触れると痛がる場合などに行われることが多いです。
芝公園動物病院では、内科・外科からなる総合診療科から、整形外科、脳神経外科、循環器科など多くの専門科があります。レントゲン検査の他、CTやMRIなどの高画像診断もお任せください。日曜日・祝日も診療可能な病院をお探しの方は、芝公園動物病院にご相談ください。完全予約制ですが当日予約も可能なため、まずはお問い合わせください。
動物病院でも広く利用されるレントゲンですが、検査することで以下のことが分かります。
レントゲン検査では、骨や内臓の状態を確認することができます。
これらの病気は、レントゲン検査や血液検査、エコー検査などを併用し発見します。レントゲン検査だけでは断定が難しい場合や、さらなる検査が必要な時は、内視鏡検査やMRI、CTが行われます。
スクリーニング検査とは、病気のワンちゃん・ネコちゃんとそうでない子を分けるものです。レントゲン検査は、ワンちゃん・ネコちゃんの臓器の形や骨の具合など身体全体を見渡すことができるため、スクリーニング検査としても活用されています。
腫瘍の有無や状態を確認する際にも、レントゲンは利用されます。腫瘍の場合は、形が正常なものから変化するため、レントゲンで確認します。
空気を含む肺は、通常なら黒く映りますが、肺炎を起こしていると白っぽく見えます。
咳の原因には、心臓に関するものと呼吸器に関するものがあります。レントゲン検査で胸部を撮影することで、原因を区別することができます。
歩き方の異常は、神経や骨、筋肉によるものに分けられます。レントゲンでは骨の形が確認できるため、原因が絞り込めます。
芝公園動物病院では、レントゲン検査の他、高度画像診断も可能です。診断結果によっては手術などにも迅速に対応いたしますので、ワンちゃん・ネコちゃんに気になる症状がある時は、お気軽にご相談ください。日曜日や祝日にも診療・手術が可能です。
ワンちゃん・ネコちゃんのレントゲン検査となると、費用や身体への影響など心配になることもあるでしょう。ここではレントゲン費用と身体への影響についてご紹介いたしますので、日曜日にも診療可能なおすすめの動物病院をお探しの方は、ぜひご覧ください。
動物病院で「レントゲン検査をおすすめします」と言われても、費用が心配ということもあるでしょう。レントゲン検査の費用に保険は適用されるのでしょうか?
レントゲン検査の費用は地域や病院によって異なりますが、一般的には以下の金額が目安となります。
レントゲン撮影検査1枚 | 1,000円~3,000円 |
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レントゲン撮影検査1枚 | 2,000円~5,000円 |
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平均で、1,500円~4,000円が1枚の目安となります。ただし、より正確な金額を知りたい場合は、直接病院へのお問い合わせがおすすめです。この他、ワンちゃんが暴れてしまう場合などは、鎮静処置が行われるため別途費用が必要です。また、夜間救急や救急病院の場合は、夜間料金や救急対応料金も発生します。
撮影枚数は、診療内容によって異なります。
横になって左右1枚ずつ、仰向け1枚の計3枚
気になる部位を左右から1枚ずつ、仰向け1枚、足を屈伸させ1枚の計4枚
左右1枚ずつ、仰向け1枚の計3~5枚
ワンちゃん・ネコちゃんのレントゲン検査で、病気やケガによる場合は、保険が適用になることが一般的です。また、検査結果にかかわらず支払われる場合が多いです。ただし、健康診断や妊娠の確認の場合は、適用外になることがほとんどです。
加入している保険によって、通院・入院・手術などフルカバーのものや、入院や手術のみ、先天性の疾患には適用不可のものがあります。カバー内容が分からない場合は、保険会社や契約書を確認することをおすすめします。
日曜日も通常診療が可能な動物病院をお探しなら、芝公園動物病院にお任せください。全日完全予約制ですが当日予約も可能です。
レントゲン検査をおすすめされても、ワンちゃん・ネコちゃんの小さな身体への影響が気になるという方もいらっしゃいます。ここでは、レントゲン検査が身体に与える影響についてご紹介いたします。
人も動物もレントゲン検査を受ける際に一番懸念されるのが、被ばくに関することです。レントゲン検査はX線を利用するため、撮影の度に放射線を浴び、被ばくすることになります。被ばくするというと身体に悪影響があると思われがちですが、少量ならばほとんど影響はありません。
また、私たちは日常生活でも少なからず放射線の影響を受けています。放射線には、自然放射線と医療放射線があります。自然放射線には、宇宙を起源とするものや大地からのもの、飲食物や大気中に含まれるものまで幅広いです。
外で作業をしたり、飛行機に乗って移動したりするだけでも、私たちは放射線を浴びているのです。医療放射線はレントゲンだけでなく、CT検査やがん治療に至るまで広く活用されています。レントゲン検査の被ばく量は、1回のレントゲン撮影0.05~0.2マイクロシーベルト程度ですが、普通に暮らしているだけでも年間2.4マイクロシーベルトほど放射線の影響を受けています。健康被害が懸念されるのは、年間で100~200マイクロシーベルトのため、レントゲン検査を受けてもほとんど影響することはありません。
ワンちゃん・ネコちゃんにとって、非日常であるレントゲン検査はストレスになりやすいです。また、正しく撮影できるよう医師や看護師に抑えつけられるため、混乱することも多いです。激しく暴れる場合は、鎮静剤が利用されますが、全身麻酔と比較すると身体への影響は少ないです。
レントゲン撮影がストレスになるとはいっても、拘束されるのは一瞬です。ワンちゃん・ネコちゃんの健康状態を正しく知るためにも、医師におすすめされた場合はできるだけ受けるようにしましょう。
手術を行う際など、ワンちゃん・ネコちゃんへのレントゲン検査は欠かせません。ただし、被ばく量は極めて少ないため、健康への影響は心配ありません。また、費用に関しては保険で多くがカバーされますが、保険会社に確認しておくとよいでしょう。
日曜日も手術や診察が受けられる病院をお探しなら、芝公園動物病院をぜひご予約ください。当日でもご予約いただけますので、ストレスなく受診していただけます。
院名 | 新橋&浜松町動物医療センター(芝公園動物病院) |
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住所 | 〒105-0013 東京都港区浜松町2丁目7−13 VISTA浜松町1F.2F |
TEL | 03-3434-1212 |
診療対象動物 | 犬・猫 |
診療時間 | 午前9:00~12:00 / 午後15:00~19:00 ※午後の最終受付は18時までです。 年中無休(夏季休暇、年末年始を除く) |
患者様ご来院エリア | 浜松町・新橋・芝公園・麻布 |
アクセス | JR浜松町駅から徒歩5分、都営地下鉄芝公園駅から徒歩5分、都営地下鉄大門駅から徒歩5分 |
URL | https://www.shibapark-ah.com/ |